Room of The MINI

運転しやすい…。スピードが出せる…。荷物がたくさん載せられる…。さまざまなニーズや生活スタイルに合わせ、自動車は進歩を遂げてきました。昨今の日本車は、故障もほとんどなく、極めて完成度の高いものとなり、国内海外を問わず、幅広く顧客を獲得してきました。ですが、少しばかりクセがあるクルマも、またかわいいものです。このページでは、そんな愛すべきビンテージカー「MINI」について、画像を交え、詳しくご紹介をしたいと思います。
運転もしやすいとはいえず、乗り心地もよいとはいえず、快適さもなく、そればかりか、定期的なメンテも必要…。でも、そんなクルマだからこそ、優等生のクルマにはない、大きな魅力があるのです。

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MINI 1000 HLE

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●私の愛車MINI1000HLEをご紹介します。1985年式、今年で、我が家に来て丸9年になります。

●ミニは、私にとって、幼い頃 からの憧れのクルマでした。免許をとって半年後、私は、赤のMINI Chelseaを購入しました。1000cc、エアコンなしのキャブ車でした。このクルマ、とても快調で、12年間乗りました。たいしたトラブルもなく、 22万キロ強を走りました。購入時の走行距離数が2万5千キロだったことを考えると、じつに、20万キロを、私一人で走ったことになります。

● というわけで、一生(!?)、このクルマに乗ろうと思っていたのですが、錆がひどく、板金屋さんに補修と塗装をお願いしたのです。ところが、その板金屋さ んが、こともあろうに、私の愛車を全焼させてしまったのです。この突然の珍事には、ほんとうに、呆れるやら落胆するやら…。とても悲しくつらい思いをした ものです。(この年は、私にとって厄年、しかも本厄でした)

●その後、板金屋さんからいただいた保証金で購入したのが、この、二代目ミニです。
二 代目を買うさい、こだわったのが、できるだけ、亡きミニに近いものを、ということでした。キャブレターの1000cc、エアコンなし、右ハンドル、これ は、ゆずれない条件でした。できれば、色は赤で、などと思っていましたが、そこまでいいだすと、みつかるものもみつからなくなります。幸い、スペシャル ショップのつてで、条件にあうクルマが見つかりました。1000ccのキャブ車、エアコンなし、年式は1985年、形式はHLEというタイプです。ただ、 このクルマは左ハンドル車でした。なので、ラックアンドピニオンを交換し、右ハンドル車に改造してもらいました。かなりの大改造だったと思いますが、 ショップにて、うまく仕上げてもらいました。

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●このHLEはワンオーナー車でした。しかも、まったくいじっていない、フルノーマル車です。私は、グリルをMk3にし、バンパーをメッキのモノに替えましたが、そのほかは、なにもいじっていません。ノーマルがいちばん長もちしそうです。
購入当初こそ、トラブルに見舞われましたが、四ヶ月ほどすると、どんどん調子がよくなってきました。エンジンのかかりも一発です。こうして、購入一年で、 2万2千キロを走りました。ますます快調、冬場、氷点下10度くらいになった場合でも、チョークさえ引けば、エンジンも問題なくかかります。やはり、機械は、飾っておくより、稼動させたほうがいいのでしょうね。なによりクルマは、走るためにあるのですから…。

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●オイル交換は約3,300kmごとに行っています。半端な距離数だ、と、思われるでしょうが、要は、一万キロを3で割った距離数です。私の場合、この3,300kmという距離を、昔は、二ヶ月ほどで走っていました。
オイルエレメントの交換は、オイル交換二回に一度。エレメントは、以前はバルタンの製品を使っていましたが、入手が難しいこともあり、いまは純正品を使っています。暖気は夏場なら3〜5分、冬場なら5〜8分くらいといったところでしょうか。

■ドライブ写真館

このMINIで、いままで、さまざまなところに行ってきました。そんなドライブの一コマを、ここでは、ご紹介します。

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信州/白樺湖にて。

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安房峠(岐阜県/長野県/県境)にて。

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野麦峠にて。

Close Up !

◇運転席。

運転席

デフォルトの状態では、二連メーターとなっており、タコメーターはありませんでした。とはいえ、やはり、タコメータは必要なもの。というわけで、スミスのタコメーターをつけてもらいました。オースチンローバーのマークが入ったステアリングは、いまでは希少かもしれません。

◇エンジンルーム。

エンジンルーム

エアコンがないキャブ車なので、エンジンルームはスカスカの状態です。ですから手は入りやすく、整備性、作業性は高いかもしれません。とはいえ、自分では整備なんてできないんですが…。

◇フルトライグナイター

フルトラ

永井電子のイグナイターをつけ、ポイントレスにしています。メンテナンスフリーを狙ったわけですが、このイグナイター、じつは一度壊れました。その後は問題ありませんが、1300キャブクーパーについていた、ポイントレスのディスビのほうが、信頼性は高いかもしれません。

◇ディスビ前面

ディスビ回り

ホーンの横にある黒いプラスチックの板は、ディスビを雨などの水から守るためのものです。ディスビ自体には防水対策はしてありませんが、この板一枚で、雨の日でも止まらず走れます。

◇前輪ブレーキローター

前輪ブレーキ

この時代の年式のMINIには、マスターバックがまだなく、そのため、ブレーキは重いです。グリスアップはホイルをつけたままでも可能ですが、やはりホイルを外したほうが、はるかにやりやすいですネ。

◇バッテリーターミナル

バッテリー

このMINIのバッテリーターミナルは、上から被せてネジで締めこむタイプで、トラブルも多いと聞いています。そのため、カシめるタイプに変更しました。ターミナルから伸びている赤と黒のハーネスは、電子錆防止装置へと続いています。

To be continued

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